ティーカップはスープカップ アラビアやイッタラの食器が優れているのは実に無駄がなく長く使える仕組みになっている点です。
特にそれを象徴するのがカップ&ソーサーで、カップが寸胴だから単品で使っても不自然に見えず、カップが寸胴だからソーサーにカップを置くための凹みがなくても安定してくれます。
だから、プレート16.5cmがティーカップ用ソーサーを兼ねます。
どちらか片方が割れたとしても、割れた物だけ買い足せばよく、セットで買い直す必要もありませんし、買い足さなくても単品で使うことができます。
セットとして使えばティーカップ&ソーサー、各々単品使いをすればティーカップとケーキ皿であったり、スープカップとパン皿としても活躍する、とっても賢い仕組みです。
実際に使ってみて思いますのは、カップ&ソーサーとして使うより、ティーカップとプレート16.5cmとして使うことの方が圧倒的に多いです。
ティータイムには紅茶とケーキ、朝食にはスープとパン、そんな具合によく使っています。
容量は280mlありますから一人前のスープをいれるには十分な容量です。
Teemaマグとほぼ同じ容量なので使い勝手も似ていますが、ティーカップの方が背は低くて広いのでスープが似合います。
そしてメインプレートの横に添えてもバランスが良いです。
特別な食卓でしたらスープ用にボウルを選ぶところ、日々の食事でしたらティーカップを選ぶことが多い理由は、食べ易いからなのだと思います。
持ち手があるから持って食べ易く、そのまま口をつけて飲めてしまう。
使うカトラリーもコーヒースプーンで用は足りてしまう。
日常はそうして気軽に、そして快適に食事できたら何よりです。
だからか、僕はついついティーカップにスープをいれてしまいます。
ティーカップのサイズ感 一緒に使っていい物 1970年代の発売当時はティーカップ&ソーサーという名ではなく、ブレックファーストカップ&ソーサーという名前だったようです。
280mlと容量は大きめですからコーヒーを飲むには大きすぎる?と思うかもしれませんが、ミルクを添えて出すような感じであれば、これもまた悪くないサイズですし、厚手の食器だから器を温めましたら、紅茶やコーヒーも冷めにくいので、こういった大きなカップに向いていると思います。
また、スンヌンタイのティーカップ&ソーサーでお客様にお茶を出すとき、ティースプーンや砂糖のパックをティーマスクエアプレート12cmハニーにまとめまして出しますと、いい雰囲気です。
これは僕の生活におけるスンヌンタイのティーカップと一緒に使っていい物の一つです。
そしてもう一つ、それはティーカップにスープを注ぐときに便利なツール、Savoniaグレービーレードルです。
上に広がったスープボウルにスープをよそうのであれば大きなレードルで問題ないのですが、ティーカップに注ぐのでしたらグレービーレードルの方が断然綺麗に注げますし、扱い易いです。
物には物にあったサイズがあるのだと思います。
実際、グレービーレードルはSunnuntaiティーカップの中に頭部分(すくう部分)が収まるぐらいの大きさですから、サイズのマッチングは素晴らしく良いのです。
1つ持っていると綺麗に注げて気持ちが良いです。
既に廃番となってしまったアイテムながらスコープでは特別注文しまして販売継続しています。
それぐらい大事にしている物、使いどころの多い物ですから1つあって無駄になることはありません。
でも、2つ欲しいにはならない物でもあります。
スンヌンタイ 1971年から1974年までフィンランドのアラビアで生産されていたカイピアイネンのスンヌンタイ、スンヌンタイはフィンランド語で日曜日を意味する食器シリーズ、イエローだけでなくレッドやグリーンも生産されていましたが、同型柄違いのパラティッシが圧倒的人気シリーズとして君臨していたからか、スンヌンタイの生産数は少なくてビンテージはなかなか珍しいです。
それから長いこと生産されることなく、パラティッシ50周年の2019年にスンヌンタイは再生産されて今にいたります。
スコープが2018年8月《 NHK 世界はほしいモノにあふれてる 》に出演した際、ヴィンテージのスンヌンタイソースボート(ピッチャー0.4L)が大きく映って注目を集めたので、せかほし出演記念にて特別注文しまして復刻!(今はアラビア定番アイテム)、勢い余ってジャー蓋付0.25Lも特別注文!(今はアラビア定番アイテム)これは過去に生産されたことのないNEWアイテムであることは、後になって気が付きました。
つまり、近年、スコープの中心にあり続けているスンヌンタイなのです。
そんなスンヌンタイは、僕にとって夏のイメージ、スコープ的生活では夏の食器です。
冬の食器はルノフロストベリー、寒くなってくるとルノフロストベリーを引っ張り出して使い始めるように、暑くなってくるとスンヌンタイ&ティーマハニーが食卓の中心となります。
それは意識してそうしているわけではなく、自然とそうなってしまうのです。
暑くなってくると使いたくなるスンヌンタイ!スンヌンタイは夏の食器、夏の日曜なんて、もうこれがなくちゃ始まらない!ってのは大袈裟であり、スンヌンタイがなくても普通に日々は過ぎていきますけれども、スンヌンタイ、つまり日曜日がないと楽しくない、ってのは確かにあるのです。
スペック 材質 磁器 寸法 約φ88 W116×H67mm / 280ml 生産 Made in Thailand 備考 オーブン(直火不可) : ○ / フリーザー : ○ / 電子レンジ : ○ / 食器洗浄機 : ○ 購入前に確認ください ・ 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
説明書ダウンロード 陶磁器
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