上ゲ高台、蛇の目高台 干支猪口No.5 巳年 ヘビロテ いろいろな印刷物から切り取られたラインがコラージュされ、ぐるぐるグルグルどこまでも巻いたヘビ、どんどん脱皮を繰り返していくヘビのようでもある立花文穂先生のアートワークが31番目の緩衝誌 《SCOPE緩衝誌×TACHIBANA FUMIO PRO. CALENDAR 2025》に使われています。
このアートワークから、手ぬぐいのためのデザインが制作されて手ぬぐいができ、猪口のデザインが制作されて猪口ができているんだと思います。
緩衝誌、手ぬぐい、猪口、それぞれに合わせて変化していくヘビロテ、脱皮を繰り返すヘビのようなデザインの流れ、他にはない素晴らしいヘビ柄です。
そんな2025年の干支、巳年のデザイン、ヘビロテで装飾された猪口のセットと手ぬぐいを、なんとか2024年12月末に発売できました。
元旦から、その年の猪口や手ぬぐいを生活に組み込み、1年を通して家内安全を祈るのは縁起が良いことだと言われていますし、巳のアイテムを持っていると縁起がいい、金運アップなんて話も聞きますから、自分の干支に関係なくても愛用し続ければプラスになってくれそうです。
この干支の猪口を作り始めて、干支物はその年の干支をお正月に使うだけではなくて、自分の干支物として長く付き合うのもいいんじゃないかと考えるようになりました。
それで猪口は、気軽に使えることを重視し、上絵は使わず呉須のみの装飾に絞る方向へと、2024年の「一龍万倍」からシフトしました。
またスコープの都合もあり、干支の猪口は上ゲ高台と蛇の目高台のセットのみとしています。
上ゲ高台 マイ干支猪口 その年の干支物は家内安全を祈る縁起物、干支の猪口を使ってお正月を過ごすというのはとても気持ち良く、いい一年になってくれそうだから、干支の蛇の目高台におつまみを入れ、時にはお茶を飲み、上ゲ高台でお酒を呑む、そんなお正月の過ごし方が定着しています。
でも、干支の猪口はその年だけに価値があるわけでもなく、自分の干支の器を日々のマイチョコとして使うのも素敵です。
特に立花文穂さまの図案は正月に見れば干支物に見えますが、そうでない時に見れば干支物に見えないので普段使いしても違和感がありません。
そして、この干支の猪口に限らず、自分の干支でお気に入りの物、お正月感のない物であれば、僕はいつでも使いたいと思います。
僕の干支は亥だから猪型のお菓子を見つけると買いたくなる、みたいなことです。
でも、自分の干支は12年に1度しか巡ってこないので、買うチャンスは凄く少ない。
それで、毎年1つずつ制作していくことは変わりませんが、制作した猪口は定番として販売を継続することにしました。
そうでなければ、買い逃した場合、10年以上待たないといけませんので。
巳年で5年目、残り7年、2032年の子年、つまり2031年末には全干支のラインナップが揃う予定です。
写真上 : 蛇の目高台、上ゲ高台 / 写真下 : 上ゲ高台、蛇の目高台 手ぬぐいができると 和食器ができる 手ぬぐいができると、そこに図案があるから、その図案を使って和食器を作りたくなります。
まずは、様々な猪口の積み上がった景色を生活に作り出してみたいし、猪口を食卓で頻繁に使えるようになれるといいなぁ、とも思うから、猪口を中心にその流れは進んでいます。
日本酒を飲むのに丁度よい上ゲ高台、そば猪口としても小鉢としても万能に活躍してくれる蛇の目高台、自分の好みで気の向くままに積み重ねて、まずは自分なりの偏った蓄積を楽しんでみてください。
どれも波佐見で製造され、図案は手仕事により転写されています。
それもあって多少の図案の位置や傾き、柄の出方に個体差はありますが、そこもまた手仕事による面白味として感じてもらえましたら、きっと長く付き合える物になってくれますし、それはスコープの考える明るい未来、使い捨てない無駄のない未来へと繋がっていきます。
そして僕の生活には猪口が増え、食器棚にも猪口がどんどん積み上がっていっています。
その猪口の山は、雰囲気がとても素晴らしく食器棚の主役のようになっています。
スペック 材質 磁器(天草陶石)、呉須、柞灰釉 寸法
上ゲ高台:約φ70×H50mm / 90g / 80ml(満水)
蛇の目高台:約φ77×H58mm / 110g / 140ml(満水) 生産 Made in Japan 備考
電子レンジ:○ /
オーブン:× /
フリーザー:× /
食器洗浄機:○ 購入前に確認ください ・ 絵柄は印判という手作業による手法で染付しています。
色の濃淡、柄の抜け、滲み、切れ等の個性があります。
《印判について》 ・ 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
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