2025年、スコープの25周年アイテムとして、Teemaイエローの発売準備をしているときに、ティーマをもっと楽しく使えるようなテーブルクロスがあったらいいんじゃないか?というところから制作が始まりました。
お久しぶりのFabric of the day、柄名はBoundaryです。
境界というような意味の言葉。
テーブルクロスで色の境界を意識してお皿を置きたくなるので、そんな名前になりました。
本当は2025年秋の発売予定でしたが、遅れに遅れて2026年3月発売です。
商品名はスコープで長らく販売が続くFabric of the dayですが、その第三世代となりますので、以前のPOTATOやLEMONとは仕様が異なり、生地というより4辺が縫製されたマルチクロス、素材というより製品として仕上げてあります。
ティーマやパラティッシ、ルノフロストベリーといったスコープの定番食器が似合うように、鈴木マサルさんがデザインしてくれました。
少しベージュがかったイエローやグレーがベースとなった、柄というより色が配置された平面。
大きなブロックが並ぶようなデザインだから、場所によって見え方や雰囲気が大きく変わるのが特徴です。
タグに記載している通り、生産は1度だけ、2,000枚で販売終了です。
This fabric, "Boundary", is designed by MASARU SUZUKI (Japan), printed in a limited quantity of 2,000 in 2025 by Wakayama Senko Co., Ltd. (Japan), and only available at Scope (www.scope.ne.jp). テーブルクロスとして使う サイズは222×125cm。
テーブルクロスに使用する場合、垂れる長さは15~30cmぐらいが丁度よいと言われているので、少し縮むことを考慮に入れると幅160~180cm、奥行き60~90cmぐらいのテーブルで使うとバランスよく使えます。
ただ、四方縫製されているだけのシンプルな布ですから、そこまで垂れる長さを気にしなくてもいいのではないかとも思います。
というのも、テーブルは奥行きが60cm以下になることはそうそうありませんが、幅は140cm、120cmと様々。
そこは折ることで対処できます。
テーブルが小さい場合、折ればなんとかなる、というのが使っていて思うことです。
ですから、かなり幅広いサイズのテーブルを、この1枚でカバーできるはずです。
ただ、幅が190cmを超えるような大きなテーブルでは使えないと思ってください。
生地がテーブルに対して大きすぎる時に折りたたんで使うというのは、思った以上に悪くないものです。
実際、ルノと一緒に使っている上の写真では、アルテックの80B(100cm×60cm)という小さなテーブルに使っています。
そのまま広げることはできなかったので、半分に折りたたんでいます。
シワになりやすいのですが、使用感は良かったです。
こんな風に折って使いながら、最終的には自分の好きなサイズが見つかり、自分が好きな柄のトリミングが決まり、そこで縫製し直すことを考えるのがベストだと思います。
素材として使う シーチングと呼ばれるアパレルや雑貨で非常によく使われる平織りの綿生地。
標準的で扱いやすいベーシックな生地を使っています。
シャトル織機で織っているので、ふっくらした触り心地もあり、縫製もしやすい。
そんなスタンダードな生地ですから、縫製できる方は、テーブルクロスとしてベストサイズに加工したり、ランチョンマットやお弁当包み、クッションカバーにするのもおすすめです。
切り取る場所によって、色の入り方が異なり、見え方が大きく変わるところが素晴らしい。
上のランチョンマットは一般的なランチョンマットサイズ43×35cm、スコープスタッフがカットして4辺を縫製し、自作したものです。
これぐらいのサイズであれば、1枚のFabric of the dayから12枚のランチョンマットを作ることができます。
自作するのもいいですし、難しい方は街の縫製屋さんに依頼するというのもアリ。
Fabric of the dayの歴史 2014年頃からスタートし、2019年まで定期的に作り続けていたFabric of the dayは、大きなテーブルクロスとしてスタートしました。
第一世代は全8作、リピート柄ではなく1枚絵の大きな布、厚めのオックス生地、4辺を縫製して詳細を記したタグが隅に縫い込まれていました。
2014年 Check(Bob Foundation)、2015年 Snowflake Tree(proof of guild)、2016年 Spring Diamond(proof of guild)、Summer Night(Jaakko Mattila)、Nocturnal Sky(proof of guild)、2017年 Kiro(proof of guild)、2018年 Polar Byzantine(Klaus Haapaniemi)、2019年 Bolero(鈴木マサル)。
そして、よりお手軽に布を活用できるようにと素材化した第二世代は全3作品。
日常のテーブルクロスや手作り素材として気軽に使える「薄地コットン・短辺のみロックミシン仕上げ」の生地としてリニューアルしました。
2022年 001 POTATO(鈴木マサル)、002 TWIGGY (Bob Foundation)、 003 LEMON(鈴木マサル)、全3作。
そして、第一世代の仕様に第二世代の気軽さを取り入れたのが、第三世代。
2026年のBoundary(鈴木マサル)です。
12年にわたり、僕は生活に新しい風が吹くような布を作りたいと、多くの人を巻き込み、迷走しながら続けてきました。
テキスタイルブランドになることを目指しているわけでもないのに、こんなに力を注いで布を作り続けてきたことが我ながら不思議です。
でも、振り返れば独特な布の集積になっていて、これは取り組んでよかったと思いますし、なによりスコープらしい。
布を作るというより、布があるスコープらしい生活を作ろうとしていたことが見えてきて、どれも独特な切り口があるから新鮮、ナニカみたいではない。
常にチャレンジした跡が見える。
思い返せば最初のCheckは、ティーマイエローに合う布を作ろう、というところから始まったように思う。
そして、Boundaryも同じようにティーマイエローに合わせることを考えて作っていた。
僕は12年かけてグルリと1周してスタート地点に戻ったようだから、ここらで一旦、布の企画は終わることにした。
また、いつか。
こんな僕の企画に付き合ってくれたデザイナーの皆々様、取引先各社、そして何より僕の企画を支えてくれたユーザー皆々さまに、心から感謝しています。
スペック 材質 コットン100% 寸法 2220×1250mm 生産 Made in Japan 備考
洗濯水温:40℃以下 /
ドライクリーニング:○(弱い石油系溶剤のみ)/
タンブル乾燥:× /
アイロン:高温 /
漂白:× ・ 限定2,000枚、在庫限りで終了です。
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